ティンクラー開発のきっかけ
過去のどうでもいいツイートを消したい
「こないだ会ったあの人にTwitterでメンションしたいけど、過去のどうでもいいツイート見られたら相手にされないかも・・・」
こんな経験がティンクラー開発のきっかけです。
ある時、とある講演会にいきました。
そこで登壇されていた方はそれまで存じあげなかったのですが、すごく魅力的な方で、その方のお話から色々なヒントをいただきました。
講演の中でその方がツイッターのアカウントを公表していたので、帰宅後に「すばらしいお話でした」とメンションしようと思い立ちました。
しかし、送る直前になって、
「まてよ。普段のくだらないツイートを見られるかもしれない。はずかしいな。」
と一旦思いとどまり、過去の数千のツイートを1つ1つ見なおしてみることにしました。
コレは消すか、コレは残すか、とやっているうちに
「いらないツイートは自動的に消してくれるサービスがあればいいのにな。」
という考えに至りました。
しかし、「いらないツイート」ってどんなツイートなのか、それを自動で判断させるのはとても難しいです。
かと言って、
「このツイートは3日後に削除、こっちのは1時間後」
などと1つ1つ設定するのは面倒です。
そしてあれこれ考えるうちに
「そもそもツイートってなんで自動で保存されちゃうんだろう。」
という疑問にぶつかりました。
「今」を気軽に伝えられるのがTwitter。
もしかしたら、すでに「過去」になった「かつての今」は残さないほうが良い場合もあるのではないか?
むしろ、基本的に全てのツイートは一定時間で消え、残したいものだけ保存するスタイルのほうが「時間的側面でシンプル」なのではないか?
時間的にシンプル
ここ数年はシンプルであることが良しとされています。
「シンプルなサービス」
・使い方がわかりやすい
・あまり難しく考えなくて良い
「シンプルなデザイン」
・ごちゃごちゃしていない
・テーマやメッセージがハッキリ伝わってくる
上記のようにいろいろな「シンプル」がありますが、
「時間」という側面で「シンプル」を定義するとどうなるでしょう?
「先のことをあれこれ考えなくていいこと」
だと開発者は考えています。
あなたに彼氏がいて、「彼氏と沖縄に行きました!」と、彼氏と順調なことを誰かに伝えたい時、
「1年後には今の彼氏と別れて誰か新しい人に恋してるかもしれないな。その人が私の過去のツイートを見て嫉妬したら嫌だから、今の彼氏と別れたらこのツイートを消すのを忘れないようにしよう」
なんていちいち考えていられないと思います。
そこまで考える人はむしろTwitterは利用しない事を選択したり、裏アカウントや承認した人だけに公開する設定にしたりするのではないでしょうか。
ティンクラーは「時間的側面からシンプル」なサービスです。
15分、それ以上先のことは考えなくて済む。
それがティンクラーです。