15分で消えるSNS「Twinkler」

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「言わない」は「思ってない」じゃない

人は心で思っていても言わないことがあります。

隣の席の人から嫌な匂いがしても

 

「あなた臭いですよ」

 

とハッキリいう人はそう多くないでしょう。

きっと大人になるにつれて身に着けていく社会性が

 

「ハッキリ言ったら相手が傷つくかもしれない」

「もしかしたらひどく怒るかもしれない」

「周囲を巻き込んで空気を悪くするかもしれない」

 

と警告をだしているのでしょう。

 

 

席を勧めた子供

先日電車でとある親子を目にしました。

5歳位の男の子とその母親。

2人は3人掛けの席に座っていました。

そのうち男の子は電車に飽きたのか、空いている席におもちゃを置いて遊び始めました。

 

「そこには人が座るからものをおいちゃダメだよ」

 

母親がすかさず注意すると男の子は素直に従い、遊ぶのをやめて前を向きました。

次の駅で1人の男性が電車に乗ってきました。

その男性はすぐに降りるのでしょう、席に座ること無くその親子の前に立ちました。

すると男の子が男性に向かって

 

「ここ空いてるから座っていいよ!」

 

 

私はその様子を微笑ましく見ていましたが、

同時になんとも言えない驚きを感じていました。

自分も幼いころはもしかしたらあの男の子のように思ったことをなんでも言っていたのかもしれない。

でも成長するにつれて、心の中である種のフィルターをかけて発言を抑止するようになっていたのかも。

 

・・・ところでそのフィルターはいつでも正しく動作しているのだろうか?

 

 

言わないは思ってないじゃない。そして、思っていれば「する」ことがある

ひとは言うことを省略して行動することがあります。

すごく当たり前のことなのですが、

 

「腹が減ったら"腹が減った"と言う前に何か食べることがある」

 

ということです。

改まって言うほどのことではないのですが・・・

では、辛い時はどうでしょう?

なにか辛いことがある時、「辛い」と言う前に何か行動に移すことがあるはずです。

 

私は辛いことがあるとひたすら食べてひたすら寝ます。

何かで腸の状態とストレスは関連性があると読んだことがありますが、

腸に刺激を与えて脳を休ませるのが私のリフレッシュ方法なのでしょう。

 

でも、人によっては

 

「どうして言ってくれなかったの・・・?」

 

という行動を起こすことがあります。

私は心理学者ではないので学術的なことは言えないのですが、辛い時に起こす行動の一部は「無言のメッセージ」であると私は考えています。

 

辛い時に暴飲暴食してグーグー寝るのは単なるストレス発散です。

でも時として

 

「この結果を見ろ。私はこれほどまでに辛かったのだ。」

 

と、行動で表現してしまうことがあります。

 

小学生の頃、父と喧嘩して父が大事にしていた掛け軸をめちゃくちゃに壊したことがありました。

それは単なるストレス発散ではなく

 

「俺はこれほどにまで怒っているんだ。あなたが大事にしていたものを壊してしまうほどに。」

 

というメッセージだったのでしょう。

 

父にはひどく叱られましたがその後すぐに和解できました。

掛け軸もなんやかんやで元通りに修復できました。

壊したのが掛け軸でよかったです。

1度壊したら2度と修復できないものだってあるのですから。

 

 

言わなかったことの1%でも言えれば・・・

ここまで読んで、

 

「"ティンクラーを使っていれば人の悩みに気づけるよ"って言いたいの?」

 

と考えた読者もいらっしゃると思います。

正直に言うと

 

「あわよくばそうであって欲しい」

 

と考えています。

人の悩みに気づけるというのはあくまでも一例に過ぎません。

 

「思っているけど言わないことを少しでも発信する機会」

 

そしてそれによって

 

「気づかなかったことを気づける機会」

 

をティンクラーがほんの少しでも提供できたら幸せだと考えています。

 

それに気づくのは会ったこともない人かも知れませんし、

発言したあなた自身かも知れません。